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 兵庫県林業会館およびCLTでの建て替えにあたって

兵庫県林業会館は、昭和47年、木造で3階以上は建てられない時代にRC構造で建設され、44年の年月を経て更新時期を迎え、耐震工事の必要もあったことから、国と県からご支援を頂き、念願叶って木造5階建てを基本として建替えを行うことになりました。

 2019年度から国では、林業の成長産業化と森林資源の適切な管理を図るために、森林経営管理法の施行とともに森林環境譲与税の活用という新たな取組がスタートします。ただ、国内の森林は、戦後造林された人工林を中心に本格的な利用期を迎えており、持続的な資源循環型林業を目指すためには、自発的に皆伐再造林施業を支援する既存の取組との両輪が必要です。さらに、川下の木材需要を拡大することで、CO2排出量を削減して地球温暖化を防止し、森林の公益的機能も一層発揮されます。

 そこで我々は、県産木材の利用拡大を図る一つの方策として、新技術のCLT活用による日本初の「CLT+鉄骨ハイブリッド構造」採用による都市型オフィスビル新林業会館建設に取り組みました。今後は、木材利用による断熱性能、地域貢献性、コストなどに関するデータを収集し、建築物の省エネ効果を検証するとともに、都市における木造建築物の中層化など新たなCLT利用を推進して民間施設への波及を目指し、新林業会館が汎用性のある「省エネ都市木造モデル」として広告塔の役割を果たして参ります。

兵庫県森林組合連合会
代表理事会長 石堂 則本

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